緑内障の治療・手術法・手術費用
投薬による治療
緑内障と診断された場合、基本は点眼治療です。
緑内障の点眼の進歩はめざましく手術まで必要になる人はだいぶ減りました。
まずは1種類の目薬から開始しそれでも視野障害が進行する場合は2種類にしそれでも進行するなら3種類にします。
それでも効果がない場合、内服薬を併用したり、レーザー治療や手術などを検討します。
レーザー治療
- レーザー虹彩切開術 急性緑内障の人に絶対に必要な治療です。
- SLT(選択的レーザー線維柱帯形成術)という治療法です。
線維柱帯を掃除して、房水の流れ出を良くするという方法です。
比較的安全で痛みもなく、入院の必要もありません
手術による治療
トラベクロトミー
線維柱帯を切り開くことで、眼球にたまりやすい房水の排出をスムーズにする手術です。
長所:術後に感染が起こったりしにくいこと
トラベクレクトミー
眼圧が15以上で、眼圧降下剤の点眼で十分な眼圧降下が得られず、視野狭窄が進行する場合に行う手術です。
シュレム管にトラベクトロームという器具を挿入して、繊維柱帯を切開し、その場所の抵抗をなくして房水の流れを良くする手術です。
長所:うまくいくと眼圧がよく下がること(8から10台前半ぐらい)
短所:目の外と中が交通しますので、将来感染が起こりやすくなること