眼内レンズとは
単焦点眼内レンズにはピントをあわせる調整力がありません。
遠くに合わせると近くが見えなくなり、近くに合わせると遠くが見えなくなります。
手術の前に生活スタイルに合わせてピントを合わせるおおよその距離を決める必要があります。
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手術時にピントを合わせた距離以外は、メガネが必要になります。
多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズとことなり、近くと遠くの両方にピントを合わせることができます。
写真のように、近くの携帯電話や遠くの時計、 風景にもピントが合うようになります。
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よりしっかりピントを合わせたいときには、メガネを 装用したほうが楽に感じる場合もありますが、メガ ネをかけたり、はずしたりする回数が減ることで、 活動的な生活を送る一助となります。
多焦点眼内レンズは、近くと遠くの両方にピントを 合わせることができますが、自由にピントを変える ことができる若いころの見え方とは異なります。
強い光源を見た場合に光を眩しく感じる事(グレア)や光の周辺に輪がかかって見える事(ハロー)が起きやすくなります。
個人差はありますが手術後の時間経過とともに慣れてくるといわれています。
この発生頻度は、多焦 点眼内レンズでは、単焦点眼内レンズに比べて高いことが報告されています。
白内障手術後、数ヶ月から数年経ってから眼内レンズを支える袋の役割をする後嚢という部分が濁って、視力が低下したり、眩しく感じることがあります。
これは「後発白内障」とよばれるものです。治療はレーザーで短時間 に行うことができ、入院も不要で、視力はすぐに回復します。
片眼30万(両眼60万円)
術後の薬と検査代含む
遠近両用眼内レンズの手術を受けられた患者様より、アンケートを頂戴いたしました。 ご協力ありがとうございました。